昼間のオムツは順調に外れたのに、夜のオムツはなかなか外れない。
これは特に珍しいことではなくほとんどの子供にあることです。
夜用のオムツなどを使って気長に構えていれば、時期にオムツを濡らさずに朝まで眠れるようになってきます。
しかし、小学生にあがってもまだオムツが外れない状態になると心配になってきます。
就学前までのオネショは問題ない
年長さんにもなると同じ年齢のかなりの子は夜間のオムツはしなくなります。
まわりがほとんどおねしょをしないのに我が子のおねしょが治らないとやはり心配になります。
このままずっとオムツが取れなかったらどうしようと思ったりします。
しかし、夜尿症を専門とするお医者さんの意見を見ると、就学前までの夜尿は特に問題はないという意見が大半です。
夜尿の原因は「抗利尿ホルモンの分泌不足」と「膀胱の容量の未熟」で成長とともに自然と解消されていきます。
ですから、小学校へ上がる前の夜尿は特に心配することはありません。
小学生になっても続くなら一度泌尿器科へ
小学生になっても頻繁におねしょをするようであれば、一度泌尿器科へ受診しましょう。
泌尿器系の何らかの病気の可能性もあります。
また、本人も次第におねしょをすることを気にするようになったり、お泊まりの機会が出てくるので早めにおねしょを改善できるようにしていきましょう。
年長さんになるとオムツがない!
年長さんにもなると体の大きい子では幼児用の夜用オムツでは履けなくなってきます。
かといって大人用の介護パンツでは大きすぎます。
薬局の店頭などではあまり見かけないかもしれませんが、ネットで探すと小学生低学年用のオムツが販売されています。
グーン スーパーBIGパンツタイプ (15~35kg) 14枚
こういったオムツを上手に使いながらオネショの改善に取り組みましょう。
オムツを嫌がったらオネショ対策
小学生にもなると本人もオムツを嫌がることがあります。
嫌がる子にむりやりオムツを履かせるのも自尊心が傷つきそうでかわいそうです。
かといって、そのまま布団に寝てしまうと朝には布団がおしっこで大変なことになります。
そこで、オムツをしなくとも出来る限り布団を濡らさないような対策をとれば、敷布団を毎日のように干さなくて大丈夫です。
幾つかご紹介します。
1.オネショパンツ
ニシキ ナイティパンツ 男児 ボクサーおねしょパンツ グレー
ニシキ ナイティパンツ 女児 一分丈 おねしょパンツ ピンク
オムツの代わりにおしっこを吸収してくれるパンツです。
見た目は普通のパンツに近いのでオムツを嫌がる子でもこれなら履いてくれるかもしれません。
オムツパンツはオムツほどの吸収力はないので、量の多い子では万全な対策とはいえません。
2.オネショズボン
「Dream-ドリーム」140センチ 男女兼用おねしょズボン
こちらは防水タイプのズボンでズボンの外におしっこが漏れるのを防いでくれます。
おしっこを吸収してくれるわけではないので、オムツやオネショパンツと組み合わせてつかうズボンです。
ただ、オネショズボンはいわばレインコートのズボンを履いて寝ているようなものです。
寒い時期はともかく暑い時期は蒸れてしまって汗疹などになってしまうことがあります。
ですからオネショズボンが使えるかどうかはその子次第といった感じになります。
3.防水シーツ
タックコーポレーション 防水おねしょシーツ シングルサイズ
敷布団の上に敷いてオネショが布団に染み込むのを防ぎます。
防水式パッドもオネショズボンと同じように吸湿性がないので、暑い時期には蒸れて暑いです。
こちらも使えるかどうかはその子次第になります。
4.使い捨て防水シーツ
アイリスオーヤマ 使い捨て防水シーツ大判タイプ ミドル 8枚
同じようなものにペットシーツなどもあり、そちらでも問題なく使えます。
オムツの吸水ポリマーをシート状にしてあるもので、水をこぼしても吸水してシーツの下に漏らしません。
サイズがいろいろあるので、寝相のいい子であれば下半身あたりをカバーできるものでいいですが、寝相の悪い子には布団全面をカバーするように敷いた方が効果的です。
また、一枚で全面をカバーするよりは2、3枚を並べてカバーするようにしたほうが、一部のみ交換ですむので経済的です。
布団の上に直接敷くと寝ている間にずれるので、布団と布団カバーの間に敷けばずれることもありません。(ただし、布団カバーは濡れるので洗濯が必要です。)
布団カバーも濡れるのがいやであれば、全面カバーできる介護用シーツを布団全面に敷きましょう。
吸水してくれる紙性のシーツは蒸れることもないのでオススメです。
5.防水掛け布団カバー
防水 掛け布団カバー
防水ズボンなどを使わない場合、敷布団側だけでなく、掛け布団側にもおしっこ対策をしておく必要があります。
防水掛け布団カバーでは敷パッドほど蒸れが気になることはありませんので防水掛け布団カバーはオススメです。
6.丸洗いできる掛け布団
アイリスプラザ 洗える掛け布団
カバーも中綿も全てポリエステル製の掛け布団は丸洗いできるので、万が一おしっこで汚れてしまっても安心です。
さらにもうひとつ。
7.高反発マットレス
アイリスオーヤマ エアリープラスマットレス
高反発マットレスは布団の中綿の代わりにポリエステル製のマットが詰められています。
このマットはポリエステル製のワイヤーが絡まりあったような構造なので簡単に水洗いができてすぐに乾きます。
たとえオネショで敷布団が濡れてしまってもカバーから外して中綿まで簡単に全て洗うことができるので精神的にかなりラクです。
この中で私のオススメは「オネショパンツ」「使い捨てシーツ」「防水掛け布団カバー」「高反発マットレス」の組み合わせです。
この4つの対策をしておけば、本人も快適に眠れて、たとえオネショをしても最小限の被害で済むので後始末もとてもラクです。
まとめ
年齢が上がってもオネショが治らないと心配になりますが、小学校就学前までは体の機能的な発達がまだ十分でないことが原因であることがほとんどなので、あまり心配せず気長にオネショ対策をして過ごしましょう。
小学校にあがってもまだオネショが頻繁にあるようであれば、身体的な病気が潜んでいる可能性もあるので早めに病院を受診するようにしてください。
小学生のオネショでは幼児用のオムツでは対処できなくなってきます。小学生用のオムツなどを使ってオネショ対策をしましょう。
小学生になるとだんだんと自尊心が芽生えてきて、オムツをするのを嫌がる子も多くなります。
しかし、そのまま布団で寝るわけにもいかないので、「オネショパンツ」「オネショズボン」「防水敷ぱっど」「使い捨て介護シーツ」「防水掛け布団カバー」「丸洗いできる掛け布団」「高反発マットレス」などの対策をしておけばオネショの被害を最小限にすることができます。
いかがでしたか?オネショ対策の参考になりましたでしょうか?
たとえオネショをされても被害を最小限にできるように対策をしっかりとしておけば、無用に怒ったりせずに済み、親子共々ストレスが軽減されるのでオススメです。