赤ちゃんの寝具にはどんなものがいいの?赤ちゃんの寝具選びのコツ

初めてのあかちゃんのための寝具はどのように選んだらいいのでしょうか?
ベビー寝具には枕や掛け布団まで全てセットになっているものや単品で売られているのものなど、たくさんの種類があります。
しかし、セットで買ったはいいもののほとんど使わずに終わってしまうということも多いようです。
ベビー用の寝具は使う、使わないといった事だけではなく、選び方や使い方によっては乳幼児突然死症候群(SIDS)の危険性もあるので注意が必要です。
新生児にはどんな寝具を選べば無駄なく、安全に寝かせる事ができるのでしょうか?
今回は初めて赤ちゃん用の寝具を揃えようと思った時にどのようなものを選べばいいのかについて考えていきたいと思います。

赤ちゃんの寝具選びのコツ

1硬めのフラットな敷マット

赤ちゃんの寝具を選ぶ際に最も注意したい点は安全性です。
安全性を第一に考えると赤ちゃんには硬めのフラットな敷マットが最適です。
赤ちゃんは生後6ヶ月くらいになると自分で寝返りができるようになります。
柔らかな敷布団などでは寝返りをした時、沈み込んで口や鼻を塞いでしまうことがあります。
目を離した隙に寝返りを打ってしまうと窒息の危険性があるので柔らかな敷布団やマットレスはなるべく使わないようにしましょう。

2防水パッド

防水パッドを敷マットの上にかぶせておけば、オムツ替えの時にうっかり汚してしまっても防水パッドのみを洗えばいいので、手間がかなり軽減されます。
吸湿機能のある防水パッドを使えば赤ちゃんが多少汗をかいても服がびっしょりと濡れることがないのでお着替えも少なくてすみます。

3枕は不要

大人が横になった場合、背骨がS字カーブを描いている為、頭や首を適切な高さの枕で支えた方が自然で無理がありません。
しかし、新生児期の赤ちゃんにはまだ大人のような背中のS字カーブはまだないので枕は必要ありません。
ですが、向き癖による頭の変形が気になる時や吐き戻しが多い場合には向き癖防止や吐き戻し防止の枕を使ってもいいかもしれません。
どうしても枕を使いたい時には枕の代わりにタオルなどを重ねて枕にすると高さや大きさが細かく調整できます。
タオルであれば、汗や吐き戻しなどで汚れてもすぐに交換できるので枕を常に清潔に保つことができます。

4掛け布団も不要

冬でもよほど寒くない限り、厚手の掛け布団などは必要ありません。
生後2、3ヶ月になると手足の動きが激しくなってきますので、掛け布団なども蹴られてずれてしまいますし、
ずれた布団が顔にかかったりすると窒息などの危険があります。
また、赤ちゃんの場合、寒さよりも温めすぎの方が危険だと言われています。
温めすぎは乳幼児突然死症候群(SIDS)の原因のひとつになると考えられているためです。
肌寒い時期には布団よりもかい巻きやスリーパーなどがオススメです。
足まですっぽりと覆ってしまう掛け布団では熱がこもって温めすぎになってしまうことがありますが、スリーパーは足先までは覆わないので温めすぎずに熱を適度に逃がします。
しかし、それでも寒そうな時にはエアコンなどで室温を上げましょう。
布団で温めるよりも室温で温めた方が乳幼児突然死症候群になりずらいといわれています。
スリーパーだけでは寒いようでしたら掛け布団の代わりにバスタオルなどを掛けて上げましょう。

まとめ

赤ちゃんの寝具は安全性の高い、硬めのマットレスに防水パッドを使って汚れを防止しましょう。
枕は特に必要ありませんが、頭の変形防止や吐き戻し防止の枕などを使っても良いです。
枕の代わりにタオルなどで代用することも可能です。
タオルは替えるのが簡単なのでいつも清潔にしておくことができます。
掛け布団は使わずにスリーパーやかい巻きを着せましょう。
厚手の掛け布団などは温めすぎになりやすく、乳幼児突然死症候群(SIDS)の危険があります。
スリーパーやかい巻きだけでは寒い場合にはエアコンなどで室温を上げましょう。
さらにもう一枚掛けてあげる場合にはバスタオル程度で大丈夫です。