3歳児の便秘がとてもつらそうなので、なんとか解消してあげたい

3歳になもると食事の好みもはっきりと出はじめて、中にはかなり偏食の子も多くなってきます。

さらに外遊びよりも室内での遊びを好むタイプだったりすると、便秘になってしまう子もでてきます。

子供の便秘は見ていてとても辛いのでなんとかしてあげたいものですが、具体的にどのようなことに気をつけて、どんな対策をしたらいいのでしょうか?

今回は、幼児食も終わった3歳児の便秘を解消する方法について考えていきます。

子供の便秘とは

「5日以上、うんちが出ていない」「週に2回しかうんちが出ない」「うんちをする時痛かったり、血がでたりする」このような症状があれば便秘です。

うんちをする時に痛かったりするとうんちをするのが怖くなって「ガマン」してしまい、ますますうんちが出せなくなってしまいます。

子どもの便秘に気づいたら早めに対処することが必要です。

便秘の主な原因

まずは子どもの便秘の主な原因から

1食物繊維の不足

野菜や果物、穀物などが嫌いで、お肉や乳製品ばかり食べるような偏食をしていると食物繊維が足りずにどうしても便秘になりやすくなります。

食物繊維は乳酸菌やビフィズス菌などの餌になり、腸内環境を整えて便通を良くしてくれます。

また、不溶性の食物繊維は便の水分を増やして腸を刺激し、排便を促してくれる働きがあります。

2水分の不足

食物繊維がとれていても「水分」があまり摂れていないと便が柔らかくならずにカチカチのうんちになって排便しずらくなります。

3歳児の1日の必要水分量はおよそ1.5Lです。

子どもは大人に比べて脱水になりやすいのでこまめな水分補給が必要です。

3運動不足

外遊びや運度が少ないと、お腹の筋力も弱く、腸の動きも悪くなるためにうんちが出にくくなりがちです。

 

4生活リズムの乱れ

毎日の生活リズムが不規則になると便秘になりやすくなります。

特に夜遅くまで起きていると朝も起きるのが遅くなり、朝食がしっかり摂れなかったり、排便の時間がゆっくりとれないために便秘になりやすくなります。

便秘の解消法

子どもの便秘に気づいたら試したい解消法を5つご紹介します。

1食物繊維を多くとる

食物繊維を多く含む食事を積極的に摂るようにしましょう。

和食は食物繊維を多く含む料理が多いのでオススメです。

1日3食、栄養のバランスの良い食事をするように気をつけましょう。

特に朝食をしっかりとることは便秘解消に重要です。

とはいっても偏食気味の場合にはなかなかバランスの良い食事はできないかもしれません。

その場合は、食物繊維の多い「寒天」や「果物」、腸内環境を整える「麦芽糖」や「オリゴ糖」などを使ったデザートなどを作ってあげるのもいいでしょう。

野菜や果物を使ったジュースやスムージーなどもいいかもしれません。

ポップコーンやプルーンなども食物繊維を多く含んでいます。

3ビフィズス菌や乳酸菌などを摂る

ヨーグルトや漬物など乳酸菌やビフィズス菌をたくさん含んだものは腸内の環境を良くするので便秘解消に効果的です。

 

2水分を多くとる

水分が不足すると便が硬くなり排便がしづらくなります。

特に朝、起床後ににコップ一杯程度の水を飲むと腸が刺激されて便意をもよおしやすくなります。

3運動をする

運度や外遊びが嫌いな子の場合には、買い物やお散歩など日常生活の中でたくさん歩くようにしてみましょう。

4生活リズムを整える

夜、大人と同じ時間まで起きていたりすると睡眠が不足して、朝早く起きられなくなります。

朝がスッキリと起きられないと朝食がしっかり食べられなかったり、トイレに行く時間が取れなかったりしてしまいます。

まずは夜、早く寝ることを心がけて生活リズムと整えてあげましょう。

5病院へ行く

食事や運動などで便秘が解消しない場合には早めに小児科に診てもらうようにしましょう。

子どもの便秘は「慢性化」すると治るのに長期間の治療が必要になるので、そうなる前に積極的に治してあげることが大切です。

子どもの便秘が慢性化した場合、治療には便秘になっていた期間と同じだけの期間が必要になるといわれています。

便秘でお腹が張って辛いときには「浣腸」などを使うことに問題はありませんが、長期的な治療が必要な場合や、先天的な病気が潜んでいることも考えられるので、一度小児科で診てもらうようにしましょう。

まとめ

子どもの便秘は慢性化すると「ガマン」してしまい、ますます悪くなってしまいます。

こどもの便秘に気づいたら、食事や生活習慣などに気をつけて早目に対処してあげるようにしましょう。

食事は食物繊維と水分を十分に摂れる和食中心にバランス良く食べるようにしますが、偏食の多い子にはデザートはおやつなどでも食物繊維が摂れる工夫をします。

また、運動も腸の動きをよくするためには必要です。

外遊びが嫌いな子には散歩などでたくさん歩くようにしてみましょう。

食事や生活習慣などの見直しでも改善が見られない場合には、便秘が慢性化する前に小児科などで診てもらうようにしましょう。