ハイハイする赤ちゃんには家の中でも危険がいっぱい!
生後7、8ヶ月頃になるといままで寝返りしか出来なかった赤ちゃんが少しずつズリバイなどを始めるようになります。
そこからは1ヶ月も経たないうちにハイハイなどを始めて、赤ちゃんの行動範囲が一気に拡がります。
好奇心も旺盛で、どんなものにも興味を持って触ったり、近づいてみたりし始めるので家の中の危険な場所にもどんどん入っていきます。
誤飲しそうな小物が入っている引き出しや食器棚の扉などもどんどん開けるので、一寸の間も目が離せません。
中でも料理中のキッチンには火のかかったお鍋や包丁など、ハイハイの赤ちゃんには特に危険な物がいっぱいありますが、大好きなママがいるので必ず近づいてきます。
また、家の中に階段や玄関などは赤ちゃんが近づくと落下する危険があります。
家の中には赤ちゃんにとって危険な場所が沢山あるので、そのような場所に近づけないように工夫をする必要があります。
赤ちゃんの安全を守るベビーゲート
家の中の危険なものから赤ちゃんを守るグッズなどには様々な物がありまずが、ベビーゲートは危険な場所そのものを仕切って立ち入れないようにしてしまうグッズです。
キッチン、玄関、階段、お風呂などは場所そのものが赤ちゃんには危険です。
そのような場所をまるごと立入禁止にしてしまうのがベビーゲートです。
ベビーゲートの3つのタイプ
そんなベビーゲートですが、大まかに3つのタイプがあります。
ゲートに扉のあるタイプ、ゲートに扉のないタイプ、ロールタイプです。
扉のあるゲート
扉のあるゲートにはロックがかかる扉がついています。
ロックは2重になっているなど、赤ちゃんには容易に開けられない工夫がされています。
また、ほとんどのゲートが閉め忘れ防止対策として、オートで閉じるようになっています。
扉の無いゲート
扉のないタイプでは赤ちゃん以外は跨いで通過することになります。
そのため扉付きゲートよりも少し高さが低くできていますが、赤ちゃんには乗り越えられない高さに作られています。
扉なしのゲートは扉有りのゲートと比べて同じ幅では価格が安くなります。
ロールタイプのゲート
ロールタイプは扉の代わりに布製のスクリーンを引き出してゲートにするタイプです。
ロールタイプと同じような横開きの蛇腹スクリーンを使うタイプもあります。
使っていないときにはスクリーンが巻き取られているので、見た目もスッキリしています。
また、床に余計な出っ張りなどができないので足が引っかかる心配もありません。
どのタイプのゲートを選べばいいのか?
まず、価格がそれぞれ違います。
扉付きのゲートは扉無しのゲートに比べて倍くらい価格が高くなります。
また、ロールタイプのゲートは扉付きのゲートよりもさらに価格が高くなります。
ただ、扉なしのゲートを使う場合、ゲートを跨いで通る動作は普通の大人であればそれほど難しくは無いのですが、出産後のママの中には体が完全には戻っていないこともあり、跨ぐ動作が苦痛になってしまうケースもあります。
また、身長によっても跨ぎやすさは変わります。
それと、幅の狭い場所には跨ぐタイプはあまり向きません。
なぜかというと、通常ゲートを跨ぐ動作は足を横に出す方が楽なのですが、狹い場所では足が柱や壁に当たってしまいます。
それを避けようとすると前に足を上げなければならず、これが結構きついのです。
ですから、幅の狹い場所には扉付きのゲートやロールタイプゲートの方が通りやすいと思います。
他には、階段上やキッチンなど万が一つまづいてしまったときなどに危険な場所には跨ぐタイプのゲートは使えません。
躓くと危険な場所には扉付きかロールタイプのゲートを選ぶようにしましょう。
特に階段上には扉付きゲートでも使えるものと使えないものがあります。
ロールタイプゲートは階段上などにも使うことができます。
階段上には特に注意
階段上には跨ぐタイプのゲートは使えませんが、扉があっても使えない物があります。
まず、扉が両側に開くものは階段側に人がいると危険なので使えません。
また壁や天井に突っ張るタイプのものも赤ちゃんが寄りかかって倒れる可能性があるので危険です。
階段上には片開きの扉で、ネジで固定するタイプのゲートを使いましょう。
置くタイプや突っ張りタイプのゲートはまれに倒れて落下する危険があります。
また、足元に引っかかる物がないバリアフリータイプのゲートであれば更に安全です。
階段上専用のゲートやロールタイプのゲートは階段上でも安心して使うことが出来ます。
ベビーゲートに固定方法
ベビーゲートにはいくつかの固定方法があります。
1ネジ止めタイプ
ゲートを置きたい場所に壁や柱があればネジ止めするのが最も確実で安全です。
しかし、賃貸物件などではネジ止めが出来なかったり、壁や柱がない場所では使えません。
2.突っ張り棒タイプ
ネジ止めが出来ないときには壁や柱に突っ張るタイプを使えば大丈夫です。
壁や柱など突っ張る物がない場合には天井と床に突っ張るタイプのゲートもあります。
3置くタイプ
ネジ止めも突っ張ることも出来ない場所では置くタイプのゲートを使います。
置くタイプはネジ止めも突っ張りも出来ない場所に設置できるゲートです。
動かすことが出来るので、使わないときには畳んで収納したり、別の場所で使うこともできます。
ただし、ネジ止めや突っ張りタイプと較べると赤ちゃんがゲートを突破しやすいかもしれません。
まとめ
赤ちゃんがハイハイをし始めて自由に動き回るようになると家の中の危険な場所にも入ってしまうようになります。
ママの後追も始まるので、なおさら危険な場所にも近づきやすくなります。
そんな時にベビーゲートがあれば赤ちゃんを危険から守る事ができます。
ベビーゲートには扉がついたタイプと扉のない跨いで通るタイプ、ロールタイプの3種類のタイプがありますが、それぞれ良い点、悪い点があるので使い方をよく考えて選びましょう。
扉の無いタイプを跨ぐのは産後の体のダメージが抜けきれないママには辛いことがあります。
階段の上下にはベビーゲートが絶対に必要になりますが、階段上には使えるゲートと使えないゲートがあるので注意しなければいけません。
階段上に使えないゲートを階段上に使ってしまうと階段からの落下などの危険が伴います。
ベビーゲートの設置方法には「ネジ止めタイプ」「突っ張りタイプ」「置くタイプ」の3つのタイプがあります。
設置する場所によってこれらのタイプから選ぶといいでしょう。