添い乳はママにも赤ちゃんにもとても楽で、負担の少ない夜間授乳の方法なので上手く行えばとてもメリットのある方法です。
しかし、同時にママ以外の家族が寝かしつけをすることが難しくなったり、赤ちゃんの眠りが浅くなって夜泣きが増え始めるなどのデメリットもあります。
今回は、ある程度月齢が進んでそろそろ添い乳をやめたほうがいいのかな?と迷っているママに添い乳のメリット、デメリットややめるタイミング、添い乳のやめ方などについて詳しく解説します。
添い乳のメリットデメリット
赤ちゃんを添い乳で寝かすにはもちろんメリットもデメリットもあります。
添い乳にはどんなメリット、デメリットがあるのか見ていきましょう。
添い乳のメリット
1すぐに寝付いてくれる
赤ちゃんはママのおっぱいを飲みながら横になると安心してすぐに寝付いてくれるのは添い乳の最大のメリットといえますね。
2ママの体が楽
夜間の授乳で毎回抱っこで授乳するのはママの体には大きな負担になります。
特に生後4ヶ月を過ぎてくると赤ちゃんの体重が増えてくると本当に大変です。
添い乳では抱っこと違って、ママの体が楽なのは大きなメリットですね。
3赤ちゃんも楽
赤ちゃんも添い乳でおっぱいを咥えていると安心できるので早く眠りにつくことができます。
3ママ以外の家族も楽
添い乳でそのまま赤ちゃんが眠りについてくれる場合には、ママ以外の家族が寝かしつけをする必要もないのもメリットです。
では次にデメリットも見ていきます。
添い乳のデメリット
1赤ちゃんの眠りが浅くなる傾向がある
赤ちゃんんよっては眠りが浅くなり、夜間の授乳の回数が増えてしまうことがあります。
2夜泣きが増えることがある
眠りが浅くなることで、授乳だけではなく夜泣きも増えてしまうことがあります。
3ママの添い乳以外では寝かしつけられなくなる
ママ以外の家族が寝かしつけをすることが難しくなってしまうことがあります。
4窒息の可能性がある
特に、まだ寝返りが十分に打てない月齢の低い赤ちゃんに添え乳をする場合にはママの体で赤ちゃんを押しつぶし、窒息させてしまう危険性があります。
添い乳はやめるべき ?
では添い乳はすぐにでもやめるべきなのでしょうか?
月齢の低い時期の赤ちゃんは、まだ体重も軽く、窒息の危険性もあるので、夜間も添い乳ではなくできるだけ抱っこで授乳してあげましょう。
生後4、5ヶ月頃を過ぎて赤ちゃん自身が寝返りも打てるようになってから、8ヶ月くらいまでの夜間授乳ではママの体の負担を減らす意味では必ずしも添い乳は悪いものではありません。
添い乳をしていても、赤ちゃんが夜間に頻回に起きてしまったり、夜泣きしてしまうようなことがなく、母子ともに良く寝れているなら無理に辞める必要はないでしょう。
また、生後一年をすぎると自然と添い乳の回数が減ったり、自力で眠りについてくれるようになる赤ちゃんもいるのであえて無理にやめる必要もないかもしれません。
添い乳をやめるタイミング
しかし、場合によっては添い乳をやめたほうが良いケースもあると思います。
たとえば、夜間の授乳回数が少なくなる月齢になっても、眠りが浅く、授乳回数が全く減らないケースや、夜泣きが増えてしまって母子ともによく寝れていないなどのケースでは思い切って添い乳をやめるのも方法の一つです。
また、ある程度離乳食が進んでいれば、夜間の授乳回数が減るのが普通なのでその時期になったら添い乳をやめてもいいでしょう。
添い乳のやめ方
まず、添い乳をやめる時には固い決意で挑みましょう。
添い乳をやめるとほとんどの赤ちゃんは激しく泣き叫びます。
その様子に怖気づいて再度、添い乳をしてしまうと赤ちゃんは泣けばおっぱいが出てくると覚えてしまうので、ますますやめずらくなってしまいます。
多くの場合、添い乳をやめて3日程度は激しく泣きますが、その後は自力ですんなりと寝てくれるようになります。
添い乳をやめる手順
- 添い乳をやめるその日を決めたら、その日までの1週間程度は添い乳をやめる事を「寝る前のオッパイはバイバイねー」など、赤ちゃんに繰り返しお話してあげましょう。
- 添い乳をやめる日には、まず抱っこで十分に授乳し、そのごベッドで背中トントンなどで寝かしつけます。
- マがそばにいるとなかなか諦めきれないこともあるので、寝かしつけはパパなどが代わりにしてあげるといいでしょう。
- 夜間に授乳する場合にも必ず抱っこで授乳して、寝かしつけは背中トントンで行います。
- どうしても寝れない場合にはオッパイの代わりにタオルなどを抱っこさせてみてもいいかもしれません。
添い乳をやめるとどうなる?
添い乳をやめると赤ちゃんにはどんな変化が出てくるのでしょうか?
まず、夜の入眠が一人できるようになります。眠くなったらベッドに寝かしてあげれば、自力で寝てくれるようになります。
そのためママだけではなくパパや他の家族でも赤ちゃんを寝かしつけられるようになります。
また、夜泣きが減って、ぐっすりと寝てくれることが増えます。
赤ちゃんの眠りが深くなるので、夜起きる回数が減って、朝の目覚めも良くなります。
添い乳をやめると、いままで以上に離乳食をよく食べるようになる赤ちゃんも多くいます。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
生後1年位までの赤ちゃんにとっては夜間の授乳も重要な栄養補給です。
ですから、夜間の授乳を添い乳によってママと赤ちゃんの双方が楽でよく寝られているのであれば、今、添い乳を無理に辞める必要はありません。
しかし、月齢が進んで、夜間の授乳の重要性が低くなっても回数が減らなかったり、よく寝られず、夜泣きが増えたりするようであれば、思い切って添い乳で寝かしつけるのをやめてみるのも一つの方法です。
ただし、添い乳をやめる時には事前に十分に準備をして、固い決意でやめることが大切です。
添い乳をやめると赤ちゃんの眠りにも様々な変化が出てきて、良い影響もたくさんあるので、もし今、添い乳で困っていることがあるのであれば一度やめることを検討してみてもいいかもしれません。