赤ちゃんの寝かせつけをしていて毎度不思議に思うのが、布団に寝かせた途端に起きて泣くことです。
いわゆる「背中スイッチ」なのですが、しっかり寝ているように見えていても布団に置いた途端に目も開けずにギャン泣きし始める様は、本当に好感度のセンサーかスイッチがついているとしか思えません。
なんとかスイッチを回避しようと思って、できるだけゆっくり、そーっと置きますがそれでもしっかりとバレて泣かれます。
今回は様々なスイッチ回避を試してみて成功率が高かった方法を4つご紹介します。
背中スイッチを回避する5つの方法
準備
これからご紹介する方法を試す前に、赤ちゃんを下ろすベッドを適度に温めておきましょう。
赤ちゃんは抱っこの温もりから冷たいベッドに寝かされると、その温度の変化を感じ取って目を覚ましてしまう可能性がたかくなります。
冬なら湯たんぽなどで寝る場所を人肌程度の温度にし、夏なら冷房が寝る場所に直接当たって冷えないように一枚毛布などをかけておいて寝かせる直前にめくります。
1.頭からゆっくり下ろす
まず、最初に試したいのがお尻や背中からベッドに下ろすのではなく、頭からゆっくりと下ろす方法です。
寝ている赤ちゃんはなぜか背中やお尻のセンサーが敏感です。
お尻や背中から下ろすとかなりの確率で再び目を覚まして泣き始めます。
赤ちゃんの頭を手で支えながらゆっくりとベッドに下ろします。
あたまの次に背中、お尻とゆっくりと下ろしていき、お尻側の手を抜いて最後に頭の手を抜きます。
2.少し横向きに下ろす
次に試したいのが少し横向きに下ろす方法です。
平らなベッドに完全に仰向けの状態で下ろすと赤ちゃんは今まで背中を丸くして寝ていたところから、背中を伸ばしてねかせられる状態になります。
大抵はその時に目を覚まして泣き始めるので、できるだけ背中の丸さを保ったままで背中やお尻を少し浮かせた状態で下ろすことで泣かない確率が上がります。
この時注意したいのは完全な横向きにはしないこと。
完全に横向きにしてしまうと何かの拍子でうつぶせになってしまうことがあるのでやめましょう。
また、授乳後に寝かせる場合には右側を下にしてあげると吐き戻すことが少なくなります。
少し斜めになる程度で寝かせて背中にクッションなどを挟んで安定させます。
その時、できるだけ背中を丸めた形のまま寝かせるようにします。
3.授乳クッションなどでくぼみを作って寝かせる
抱っこで寝ている赤ちゃんの背中は丸くなっています。
この状態から平らなベッドに下ろして伸びると起きることが多いので、ベッドの上に授乳クッションを置き、くぼみの所に赤ちゃんのお尻が入るように下ろします。
膝の後ろにタオルを丸太型に丸めて入れ、足が少し上がるようにするとさらに丸い姿勢になります。
授乳クッションの上に大きめのバスタオルなどを広げて置けば、位置がずれることなく安定します。
こちらはクッションの真ん中にくぼみがある丸いねんねをサポートしてくれるクッション
こちらもまん丸ねんねができるベビー専用ハンモック。夏場などは風通しがよいので最適です。
商品
4.タオルやクッションごと抱っこする
赤ちゃんは抱っこされていた状態からベッドに移された状態の変化を敏感に感じ取るようなので、抱っこの時からタオルやクッションを背中に当てて、そのまま抱っこします。
赤ちゃんが寝たらそのままタオルやクッションも一緒にベッドに下ろして寝かせると感触や温度が変わらないので目を覚ましずらくなります。
この時あまり大きなクッションを使うと抱きずらかったり、落としやすかったりするので薄手のクッションを使いましょう。
こちらのようなだっこ専用のクッションも販売されています。
裁縫が得意であれば、ハンドメイドでもできそうです。
また、タオルで代用する場合には厚手で大きめなバスタオルなどを畳んで赤ちゃんの背中よりも少し大きめに畳んで使います。
5.抱っこ紐やスリングで寝かせてそのまま下ろす
抱っこ紐やスリングだとよく眠るタイプの赤ちゃんの場合には抱っこ紐やスリングに入れて寝かせてそのままベッドに下ろして寝かせる方法もあります。
抱っこ紐やスリングのままベッドに寝かせる時には抱っこ紐やスリングの紐や布が赤ちゃんの顔や首にかからないように注意して開いて、目の届くところに寝かせましょう。
最後に
寝かしつけに時間がかかるとママやパパの体力や睡眠時間も削られるのでできるだけスムーズに寝かせたいですよね。
赤ちゃんの背中スイッチは背中やお尻の決まったところにあるというよりも、今まで温かい腕に包まれるように抱かれていたところから、冷たい、硬い、平らなベッドに寝かせられるときに体全体で感じ取って目を覚ますようです。
ですからできるだけ赤ちゃんが寝入った状態に近い感触、温度、姿勢で下ろすことができればその後もスムーズに入眠してくれるようです。