仕事に復帰するための搾乳機、どれを選んだらいいの?

搾乳機

母乳育児をしていて、仕事復帰を控えている場合、搾乳をどうするか考えるかと思います。

自宅で搾乳した母乳を仕事中は保育園などに預けて赤ちゃんにミルクのかわりに授乳してもらったり、仕事中に定期的に搾乳をして乳腺炎になるのを防ぐためにも搾乳はしなければいけません。

その際はもちろん手で搾乳しても良いのですが、時間もかかるので出先では搾乳機を使ったほうが効率的です。

その搾乳機にも様々な種類があり、どれを選べばいいのか迷うかもしれません。

そこで今回は、搾乳機にはどのような種類があって何を選べばいいのかについて考えていきたいと思います。

搾乳機の種類

搾乳機には大きくわけて手動と電動の2つがあります。

まずはじめに手動の搾乳機から見ていきたいと思います。

手動の搾乳機

手動の搾乳機には主にレバータイプと注射器タイプの2つがあります。

レバータイプ

レバータイプの搾乳機はレバーを握ることで吸引できるタイプの搾乳機です。

レバーの握り方で強く吸引したり、弱く吸引したりできるので自分のリズムに合わせた吸引ができます。

また、レバーの吸引力を変えられるものもあり、赤ちゃんの吸い始めの動作に似せた吸引をすることで、母乳がスムーズに作られるのをサポートしてくれる搾乳機もあります。

レバータイプの搾乳機はレバーを握る動作で腱鞘炎になりそうになることもあるので、頻繁に搾乳が必要な場合にはあまり向いていないかもしれません。

電動に比べると音も静かで、部品点数も少なくメンテナンスもやりやすいです。

レバータイプ ↑

注射器タイプ

注射器タイプの搾乳機はコンパクトで扱いも簡単なので外出時に搾乳をしなければいけない場合などに向いています。

また、レバータイプと違ってなんどもレバーを握る動作がないので腕が疲れてしまうこともありません。

ただし、一度に搾乳できる量があまり多くないので移し替えの作業が多少面倒です。

部品点数がレバータイプよりもさらに少ないのでメンテナンスしやすいのも長所です。

注射器タイプ ↑

電動の搾乳機

電動タイプは手動のものよりも大きく、重くなりますが、その分吸引力を細かく設定できる機種や両側を一度に搾乳できる機種などがあり、搾乳時間が大幅に短縮できるものもあります。

据え置き型の搾乳機

片方ずつ搾乳できるタイプと両側を一度に搾乳できるタイプのものがあり、どちらも細かく吸引力の設定ができ、時間も短縮できます。

赤ちゃんに直接おっぱいから授乳させることができない場合など、家で毎回搾乳しなければいけないとケースなどでは据え置き型の搾乳機は高機能で使いやすいかもしれません。

ただし、高機能な分、価格も高価で、部品もたくさんあるのでメンテナンスが少し面倒かもしれません。

レンタル品もあるので使用を考えておられるならレンタルも検討してみるのもいいかもしれません。

電動両側同時タイプ ↑

ハンディタイプの搾乳機

コンパクトなタイプの電動搾乳機ですが、細かい吸引の設定ができるタイプもあります。

手動に比べると大きく、重くなりますが、持ち運べないサイズではないので、出先でも頻繁に搾乳する場合などにはこのタイプがオススメです。

ただ、電動は音が多少でるので、音が気になるような環境の場合には使いづらいかもしれません。

また、機種にもよりますが、部品点数が多くメンテナンスは少し面倒かもしれません。

手動にくらべればラクで時間も短縮できます。

電動ハンディタイプ ↑

何を選べばいいの?

職場復帰を考えているのであれば、家と職場(あるいは出先)の幾つかの場所で使うことが多いとおもいます。

音や重さが気にならずに搾乳の効率などを考えるのであれば、ハンディタイプの電動搾乳機がオススメです。

しかし、荷物をあまり多くしたくない場合や、搾乳時の音が気になる環境であるならば、手動の搾乳機がいいかもしれません。

手動の中でも注射器タイプは軽く小さく、音もほとんどしないのでいいでしょう。

そこまで音や重さを気にせず、注射器タイプでは容量が足りないという場合には、一度で終わらせることができるレバータイプがいいでしょう。

もちろん、家では電動を使って、出先では手動を使うという方法もあります。

乳首に傷がついて直接あげられない場合など、赤ちゃんに直接おっぱいから母乳をあげられないケースなどで、自宅で頻回に搾乳をしなければいけない場合などでは、据え置き型の搾乳機がオススメです。

まとめ

 

・搾乳機には手動と電動があり、それぞれ長所と短所があるので自分の使用目的や使用環境を良く考えて選ぶと失敗がありません。

・手動搾乳機にはレバータイプと注射器タイプがあります。どちらも吸引の強さを力加減で調整することができます。

・レバータイプは搾乳の回数によっては腕が痛くなってしまうかもしれません。

・注射器タイプは軽くコンパクトでメンテナンスもしやすいですが、一度の搾乳量が小さいので途中で移し替え作業をしなければいけないことがあり少し面倒かもしれません。

・電動搾乳機には据え置きタイプとハンディタイプがあります。

・据え置き型は高機能で効率もいいのですが、高価なのでレンタルも検討してみるといいかもしれません。

・ハンディタイプは持ち運びも出来るサイズなので出先で短時間に搾乳したい場合にも使えます。

・電動は音が多少あるので、音が出せない環境では使いづらいかもしれません。

・電動搾乳機は機種による違いはあるものの、部品点数が多いので手動に比べるとメンテナンスが面倒です。

以上のことを検討して自分にあった搾乳機を選んでみてください。