我が家に赤ちゃんが来たら、早めにしたいことの1つに手形足形を取るということがあります。
上の子が生まれた時にも生後1ヶ月で手形足形をとり、アルバムに貼ってありますが、時々見直すと確実に大きく育っていることがわかって感慨深いものがあります。
しかし、新生児期の赤ちゃんの成長は尋常じゃない早さです。生後2ヶ月ほどで体重が3kg近く増え、身長も10cm近く増えてきます。
なんと体重は50%、身長は20%アップです。
この勢いは生後半年くらいまで続きます。
当然、手も足も半年間で着実に大きくなっていきます。
もしも新生児期のかわいい、ひときわ小さな手形、足形を残しておきたいのであれば、ぐずぐずしているわけにはいきません。
早く取らないとあっという間に大きくなってしまいます。
手形、足形をとる方法
手形、足形専用の絵の具やスタンプキットなどが販売されていますが、100均などで売られている絵の具や朱肉などでも手形、足形はとれます。
ただし、肌に直接使うためには作られていないので、肌の弱い赤ちゃんに使う場合には注意が必要です。
特に手形を取る時、赤ちゃんが手を舐めてしまわないように十分に注意してください。
もちろん、手形、足形が取れたらすぐに洗い流してしまうものなのでそれほど神経質になる必要はないかもしれません。
絵の具でとる
絵の具は色の種類も多いのでカラフルな手形、足形を取ることができます。
絵の具の種類は必ず水性絵の具を使いましょう。水性絵の具は水で簡単に落とせるので手形をとった後にきれいに洗い流すことができます。
アクリル絵の具や油絵の具は乾くとなかなか落とせないので使ってはいけません。
墨汁でとる
昔の手形などは墨汁で取られていることも多いようです。
ただし今は、手形や足形をとるのに適した、そのた様々なインクや絵の具などが揃うのであえて墨汁を使うメリットはあまりありません。
それでも墨汁で撮りたい場合には、液体タイプより固形の墨を使う方がいいかもしれません。
液体タイプの墨汁では主成分の煤(スス)の他に防腐剤や合成樹脂などたくさんの科学物質が含まれています。
固形タイプの墨は煤(スス)と膠(ニカワ)のみで作られているので幾分肌への刺激は少ないかもしれません。
しかし、固形墨にも使われている膠(ニカワ)は動物性のタンパク質なのでアレルギーの心配があります。
朱肉でとる
朱肉は大きく分けて「スタンプ朱肉」と「練り朱肉」の2つに分けられます。
スタンプ朱肉はお相撲さんなどの手形などでも使われているので、手形、足形をとるのに使っても問題はありません。
ただ、朱肉には油性の顔料が使われているのでてにつくと手につくと水性の絵の具のように簡単には落ちません。
手をゴシゴシ洗えない赤ちゃんにはあまりオススメしません。
ただ、絵の具や墨汁と違って液だれがしずらいので、手形をきれいにとることができるのでどうしてもきれいに手形をとりたいなら使ってみてもいいかもしれません。
練り朱肉には硫化水銀を含む顔料が含まれています。ただ、朱肉に使われている硫化水銀は人体に吸収されることはないとされていますが、あえて練り朱肉を使う必要はないと思います。
スタンプ台でとる
ゴム印を押すためのスタンプ台は朱肉とは違いますが、油性であることに変わりはないので手につくとやはり簡単には落とせません。
ただ、スタンプ面が大きいので手にインクをつけやすく手形や足形がきれいにとれます。
スキャナーでとる
コピー機やフラッドヘッドスキャナーなどで手形を取るという方法もあります。
やり方はコピー機の場合には手を置いて手の上に黒い布などをかぶせてコピーをとります。
さらにその手のコピーをスキャナーでPCに取り込みます。
スキャナーの場合にも同じように手の上に黒い布などをかぶせて手をスキャンし、PC に取り込みます。
PCに取り込んだ手の画像をPhotoshopなどの画像処理ソフトで「階調の反転」と「レベル補正」の調整をして白黒反転画像にすれば完成です。
ただし、100%の実寸画像でないと意味がないので、その点に注意します。もし、実寸プリントに不安があるなら手と一緒に定規などを写し込んでおくといいです。
手ではなく白い手袋で試しにとっててみました。
こんな感じで手形や足形をとることができます。
手形専用のインクやキットを使う
手形は絵の具や朱肉でももちろんとれますが、赤ちゃんの手形や足形とるための専用のインクやキットなどは安全性が高いのでおすすめです。
その中からいくつかご紹介します。
シャチハタ手形スタンプ
専用のインクと大きなスタンプ台で手形がとれます。
ぺんてる ゆびえのぐ
フィンガーペイント用の絵の具で手についても安全性が高いです。
PChero 赤ちゃん 手形 足形キット
インクに触らずに手形がとれます。
ROKKES 手作りフォトフレーム キット
こちらは安全性の高い粘土を使って取るタイプ。
手形を取るタイミング
赤ちゃんの手形、足形は赤ちゃんが寝ている時を狙ってとると比較的スムーズです。また、入浴前の時間帯にとって、すぐにお風呂に入って洗い流してしまうといいでしょう。
足形は赤ちゃんが起きていても比較的簡単にとれるのですが、手形は手を開いたり閉じたりしてしまうとうまくとれません。
赤ちゃんが寝ている時に手形を先にとって、起きてしまったら足形をとるという順番でもいいのですが、足形をとっている間にインクのついた手を舐めたり、顔をさわったりしてもイヤなので、足形からとって、手形を最後にとる方がいいでしょう。
もしも足形をとっている間に起きてしまったら、その日の手形は諦めて翌日に手形だけとるといいかもしれません。
手をグーにしている時には指の付け根を優しく撫でると手を開くと聞いて、試してみましたが、うちの子の場合には効果はありませんでした。
寝ている時に優しく開いてあげればいいのではないかと思います。
取り方
赤ちゃんが起きている時で落ち着いていれば足形は取れるが、手形を取るのは難しい。
特に新生児の赤ちゃんの手は基本がグーなので手を広げるだけでも大変。
なんとか開いてもバタバタ動かしたり、舐めてしまったりと、とても手形を取れる状態ではない。
手形は寝ている時がオススメ、グーの時は指の付け根を優しく撫でてあげると自然とパーになる。
短時間でさっととってすぐに拭き取り、できればすぐに入浴して洗い流してしまいましょう。入浴前がオススメ
手形を残す紙は厚手の色紙や画用紙がシッカリと押せるのでオススメです。
まとめ
新生児期の赤ちゃんの成長はとても早いので新生児期の手形、足形を残したいのであれば早めにとったほうがいいです。
大人では特に問題のない絵の具やインクなどでも肌がデリケートな赤ちゃんでは使わない方がいいものもあります。
できれば安全性の高い専用のインクを使ったもので手形や足形をとる方が安心です。
手形や足形をとるタイミングは寝ている時と入浴前がとりやすく、後処理も簡単です。
いかがでしたでしょうか?
新生児の手形、足形は後から見直すと本当に小さくて驚きます。
今は普通に見える手や足も後から見てその成長ぶりが実感できるので定期的に手形や足形をとるのはオススメです。