生後3ヶ月の赤ちゃんの夜の寝つきが悪い。そんな時にチェックしたい、7つのポイント

生後3ヶ月くらいになると、次第に赤ちゃんの寝付きが悪くなって夜間の授乳後もなかなか寝てくれないといったことが起きてくることがあります。
夜間の睡眠時間が削られるとお母さんも大変です。今回は赤ちゃんの寝つきが良くない、そのような時にチェックしておきたいポイントを7つご紹介します。

赤ちゃんが寝付けない!7つの原因

1.授乳

 

何と言ってもまずは、お腹が空いていないか?ということです。
夜間は母乳の出が悪くなっていることもありますので、量が足りているかどうかもチェックしましょう。

2.オムツ替え、着替え

オムツが汚れていれば替えてあげましょう。夏などで汗をかいている時には肌着も替えましょう。

3.体調

熱、鼻づまり、便秘、湿疹など身体に不快な症状が出ていないかをチェックしましょう。

4.生活リズム

人間には体内時計が備わっていますが、新生児はその体内時計がまだ整っていません。そのため昼夜の区別がつかない状態です。
しかし、生後3ヶ月くらいからは徐々に体内時計が整い始めます。
ですから生後3ヶ月を過ぎたくらいからは赤ちゃんの生活リズムを整えるような工夫をしていくことが重要です。
そのためにはまず、昼夜の区別をしっかりとつける、メリハリをつけていきます。
なぜ昼夜の区別をしっかりとつけることが重要かというと、人間が夜間に眠くなるためにはメラトニンというホルモンの分泌が必要だからです。
メラトニンが入眠時間帯に分泌されることで眠くなり、スムーズに眠りにつくことができるのです。
メラトニンは朝に太陽の光を浴びてから約14から16時間後に最も分泌が盛んになることがわかっています。
21時にメラトニンをピークで放出するためには、朝の5時から7時の間には起床して朝日を浴びる必要があります。
具体的には、朝は遅くとも7時までには起きて赤ちゃんの着替え、顔拭き、日光浴などで朝のリズムを赤ちゃんの身体に知らせてから授乳をします。
生後3ヶ月を超たら、赤ちゃんのお昼寝も少しずつリズムをつけるようにしていきます。朝起きてから2時間後に1〜2時間程度の朝寝、昼食後のに2時間程度の昼寝、夕方に30分程度の夕寝など、日中のお昼寝にもリズムをつけてとることで夜に眠りやすくなります。
夜は決まった時間に入浴をして、寝る時間になったら部屋の明かりを落とし、静かな環境を作りましょう。

5.運動

赤ちゃんも日中はある程度活動的に動いて体力を使うことが夜の眠りにつながります。
運動といっても、赤ちゃんにとっては、良く笑う、しっかり泣くなども十分運動です。
その他にはベビー体操やほんの短い時間うつぶせ寝をさせて背筋を使うなども良いでしょう。
大人用の湯船で大人と一緒に入浴するのもいい運動になります。湯量がたっぷりある湯船だと身体もしっかりあたたまるので眠りにつきやすくなります。

6.入眠儀式

赤ちゃんが安心して寝ることのできる、落ち着いた空間、環境を作るようにします。
眠る前に必ずすることをいくつか準備して赤ちゃんが眠りに入りやすい状態になります。
具体的には、入眠に適した音楽やアロマオイルなどを使う。背中をトントンする。子守唄を歌う。お話をする。お気に入りのぬいぐるみやタオルなどを持つ、などです。
ベビーマッサージや抱っこなどもスキンシップをして安心させる意味があります。
これらの入眠儀式の幾つかを毎回使って赤ちゃんにこれから眠るのだということを知らせましょう。

7.環境

赤ちゃんが寝るところの温度、湿度、明るさなどが整っていないと眠りを妨げる原因になります。
室温の目安としては、冬場は20度前後、夏場は27度前後、春秋は22度くらいにします。特に夏場は外気と室内の気温があまりに違うと体調を崩しやすいので注意します。5度程度に収まるような設定温度にします。
温度調整にエアコンを使う場合には、エアコンの風が直接赤ちゃんに当たらないようにしましょう。
湿度は通年を通して50~60%を目安にしましょう。特に冬場に40%以下になると風邪などの感染症にかかりやすくなるので注意してください。
室温も重要ですが、赤ちゃんのお布団の中の温度も重要です。中に手を入れて暑すぎ、寒すぎなどをチェックしましょう。
同時にお布団をかけ過ぎて重すぎないかもチェックします。
部屋の明るさは寝るときにはなるべく暗くします。室外の明るさが入ってこないように注意しましょう。
夜は寝る少し前から、部屋の明るさを落とします。夜間の照明はできれば電球色の照明がオススメです。
電球色の照明は気持ちをリラックスさせ自然に眠りに導いてくれます。
赤ちゃんは眠りが浅く、ちょっとの刺激でもすぐに起きてしまうことがあります。突然音量が変わるテレビなどもできれば同じ部屋では見ないようにしましょう。隣室などで見る場合には音量に注意しましょう。

まとめ

赤ちゃんが寝付けない原因は様々です。時にはその原因がわからないこともあります。
しかし、まずは今回ご紹介した7つの方法を試して見てください。
それでも寝てくれないときもおそらくでてきます。
そのような時には、悩んだりせずにそのような時もあるのだと考えてゆったりと見守ってあげるようにしてあげてください。