母乳足りてる?生後1ヶ月の赤ちゃんの一回あたりの授乳量を正確に知るための方法

 

生後1ヶ月の赤ちゃんへの母乳の量が足りているのかどうかよく分からない。

そのような時、どうすれば母乳が足りているかどうかがわかるのでしょうか?

今回はまだ、母乳での育児に慣れていない生後1ヶ月の赤ちゃんのママがどうすれば自分の母乳量を知る事ができるのかについて考えていきたいと思います。

母乳が足りているかを知るための方法

 

1.赤ちゃんの機嫌はどうか?

 

母乳がしっかりと出て、また赤ちゃんが飲めている場合には飲んだ後に泣いたり、ぐずったりすることはあまりありません。

もし、授乳後にも赤ちゃんの機嫌が悪く、泣いたり、ぐずったりする場合には母乳の量が足りていない可能性があります。

 

2.おしっこの回数と量が十分にある

母乳をしっかりと飲めていると当然ですが、おしっこの回数と量も十分に出ます。

授乳回数とほぼ同じ程度の回数があって、一回の量もしっかりと出ていれば母乳は足りていると考えられます。

しかし、1日のおしっこの回数が5回以下であったり、一回の量が極端に少なかったりした場合には注意が必要です。

母乳が足りていない赤ちゃんのおしっこは量が少なく、濃い黄色であることがよくあります。

 

3.ウンチの回数

 

母乳が足りていない場合、おしっこだけではなくウンチも少なくなります。

母乳量がしっかりと飲めている赤ちゃんは1日に複数回ウンチをします。

少なくとも1日1回以上のウンチをしていれば母乳は足りている可能性があります。

しかし、2、3日ウンチが出ないことが続くようであれば母乳が不足しているかもしれません。

4.授乳時間が長い

 

一回の平均的な授乳時間は10分から20分ですが、もしそれよりもかなり長く赤ちゃんがおっぱいを吸い続けている場合にはもしかすると母乳が十分に出ていないかもしれません。

以上の4つをしっかりと観察することで、赤ちゃんへの母乳量が足りているかどうかを推測することができます。

しかし、足りない場合にどれくらいの量が足りていないのか?ということは正確にはわかりません。

 

さらに正確に知るための方法

 

1ヶ月検診時の体重増加

 

新生児の平均的な1日の体重の増加は25gから30gと言われています。

1ヶ月検診時に赤ちゃんの体重が750gから900g以上増えていれば母乳は十分に足りていると考えていいと思います。

しかし、極端に体重の増加が少ない場合には母乳不足の可能性が高いといえます。

1ヶ月検診で体重増加が十分でない場合には母乳が足りていないとわかります。

しかし、1ヶ月先まで母乳が足りていないのがわからないのでは心配です。

また、具体的に1日や一回でどれくらい足りていないのかはわかりません。

 

新生児用体重計(ベビースケール)を使ってみる

 

新生児がどれくらい母乳を飲んだのかを正確に知る方法としては新生児用体重計(ベビースケール)を使うといいでしょう。

1回ごとの授乳量を知るためには1g単位で測れるタイプのスケールを選びます。

体重の増加は一定ではなくばらつきがあるので毎日の体重増加を測って一喜一憂する必要はありません。

しかし、授乳時の赤ちゃんの体重を測って実際に飲んだ量を計測すれば、どれくらいミルクを足せばいいのかが正確にわかります。

測り方は簡単。服を着たままで授乳前と授乳後の赤ちゃんの体重をスケールで測るだけです。1mlにつき1gですので正確に赤ちゃんが飲んだ母乳の量がわかります。

生後1ヶ月の赤ちゃんの平均的な一回あたりの授乳量は100mlから120ml程度です。

しかし、飲む量は一回ごとにばらつきがありますので、あくまで目安として考えましょう。

1日のトータル授乳量を授乳回数で割って平均で見るようにします。

ベビースケールは購入せずともレンタルもあるので母乳の量が安定する3ヶ月程度、借りてみるのもいいでしょう。

また、授乳室がある施設などではベビースケールが置いてあるところもあるので、そのような場所で授乳、計測してみてもいいかもしれません。

 

 

まとめ

 

明らかに良く飲めているとわかる赤ちゃんや良く母乳が出ているのがわかるママであれば一回の授乳量について心配する必要はないかもしれません。

しかし、初めての育児で母乳量が十分でない場合にはどれくらい飲めていて、どれくらい足りていないのかがよく分からず心配になります。

もちろん、赤ちゃんの様子をよく観察すれば母乳が足りているか、いないかは大体わかります。

しかし、正確にどれくらい足りていないのかは、一回ごとに測ってみないとわかりません。

ベビースケールはそのような時に正確な過不足を知る事ができるのでとても便利です。

もし、母乳量に不安があってどれくらいの不足なのかを知りたいという時にはベビースケールを使って測ってみるといいかもしれません。