赤ちゃんには様々な個性があって、寝かしつけといっても様々な工夫が必要になります。
比較的すぐに眠りにつける子もいますが、なかなか眠れずに泣いてしまう子もいます。
眠りたいのに眠れなくてギャン泣きしているのを見るのはかわいそうで、少しでも早く寝かせてあげたくなります。
以前、ご紹介した「寝かしつけで背中スイッチを起動させない工夫」以外にも赤ちゃんによく寝てもらうためのアイデアを幾つかご紹介したいと思います。
寝かしつけの8つのコツ
1.ベビーベッドを温める
赤ちゃんは抱っこで寝かしつけられている時とベッドに寝かされた時の温度差を背中で感じ取って目覚めてしまいます。
ですから寝かしつけのときにはまず、赤ちゃんを寝かしつけるベッドを湯たんぽなどでほんのり温めておくと背中スイッチが起動しにくくなります。
夏などは冷房で布団がひんやりしていることがありますので、寝かす場所に一枚毛布などを掛けておき、赤ちゃんを下ろす直前に毛布をめくって寝かします。
2.おくるみを使って寝かす
赤ちゃんは寝た後でも、モロー反射で手足がビクッと動いてしまって目覚めてしまうことがよくあります。
また浅い眠りのときに手足を動かしたり、手で顔を掻いたりして起きてしまうこともあります。
そういった手足の動きのせいでせっかく寝入ったのに起きてしまうのを防ぐためにおくるみで手足の動きを制限して寝かしつけると寝た後に再び起きて泣いてしまうのを防ぐことができます。
おくるみは寝かしつけてからベッドの上でくるんでも良いですし、寝かしつける前にくるんでから抱っこで寝かしつけてもいいと思います。
手の動きで赤ちゃんが起きてしまうのを防ぐにはある程度しっかりと巻けるタイプのおくるみが良いです。
3.おしゃぶり
眠い時に眠れず泣いてしまって、自分の自分の泣き声でさらに眠れなくなる悪循環になってしまっていることがあります。
そんな時にはおしゃぶりをくわえさせてあげると、おしゃぶりの安心感と泣き止むことで再度入眠しやすくなります。
4.部屋の温度
部屋の温度は入眠しやすい温度にしておきましょう。
冬は20度、夏は28度くらいを目安に温度を調節するといいと思います。
5.部屋の明るさ
夜の寝かしつけはできるだけ暗い状態で行いますが、できるだけ暗くしたりせずそのままの明るさで寝かしつけます。
昼間にあまり暗くしてしまうと夜のように感じて昼寝以上に長く寝てしまい、昼夜のリズムが崩れてしまうこともあります。
6.部屋の音
夜間は静かな環境で寝かしてあげるようにしますが、昼間はあまり静かにしすぎないようにします。
あまり静かにすると少しの生活音でも反応して起きてしまう原因になります。
すこし騒々しいくらいの環境で寝かしつけるほうが、多少の生活音や騒音では起きづらくなります。
7.目覚めている時間に.メリハリをつける
お昼寝からから覚めて目覚めたらオムツ替えをして、十分に遊んであげましょう。絵本を読んだり、体を使った遊びなどをたっぷりおこなうと自然と次のお昼寝に入りやすくなります。
外気浴など少しの間外に散歩にいくのも良いでしょう。
しっかりと遊んで体力を使って適度に疲れると授乳から眠りにつなげやすくなります。
また、お腹がすくとぐずり始めたりしますが、少し(2,3分程度)思い切り泣かせてから授乳すると体力を使った後なので授乳後の眠りに入りやすくなります。
8.お風呂にはいる
夜の場合は寝る1、2時間前くらいにお風呂にはいると適度に体力をつかい、温まるのでその後の眠りに入りやすくなります。
最後に
赤ちゃんの寝かしつけに絶対の方法はありません。その子の個性によって寝かしつけの方法も違います。
しかし、様々な方法を試すと少しづつ寝かしつけの成功率は上がっていきます。
寝不足のなかで寝かしつけをするのは辛いですが、近いうちに赤ちゃん自身で眠りにつけるようになっていきます。
ですから、今はしんどいとは思いますが、様々な方法を試して寝かしつけをしてみてください。