実家の両親から孫へ歩行器をプレゼントされたら、どうしたらいいのでしょうか?
歩行器は子供の足に良くないと聞いたこともあるので使って良いものかどうか迷います。
せっかくもらったものですが、使わずに処分してしまったほうがいいのでしょうか?
今回は赤ちゃんの歩行器について考えていきたいと思います。
歩行器は使ってもいいの?
いただいた歩行器は使ってもいいのでしょうか?
結論からいうと上手に使えば、使っても大丈夫です。
しかし、積極的には勧められませんので、あえて購入してまで使う必要はないかもしれません。
歩行器を使う場合には使い方には十分に注意が必要です。
では一体どのようなことに注意して使えばいいのでしょうか?
歩行器を使うときに気をつけたいこと
1使い始めの時期に注意
歩行器は体がすっぽりとはまる椅子のような部分にまたがって使います。
そのため、まだ腰が十分にすわっていない赤ちゃんでも一応使えてしまいます。
しかし、腰をしっかりと支えるような構造にはなっていないので、まだ腰すわりが十分でない赤ちゃんには使ってはいけません。
腰が十分にすわっていない赤ちゃんを無理に座った姿勢のままにすると姿勢が崩れて筋肉の発育に悪影響がでることがあります。
歩行器を使う場合には腰がしっかりすわってからにしましょう。
腰がすわる時期は赤ちゃんによってかなり違いがありますが、およそ7ヶ月から9ヶ月ころまでにはほとんどの子の腰がすわります。
さらにできれば腰がすわってハイハイもしっかりできるまで待ってから使った方がいいでしょう。
2 使う時間に注意
歩行器に乗せてあげると赤ちゃんは喜んでおとなしく遊んでくれるのでついつい長い時間赤ちゃんを歩行器に乗せたままにしてしまいがちになりますが、これはよくありません。
本来赤ちゃんはおすわり、ハイハイ、つかまり立ち、つかまり歩き、一人歩きといった順番で少しずつ脚の筋肉や股関節などが強くなって歩けるようになっていきます。
まだハイハイの時期にハイハイを十分にせずに歩行器に乗せたままの時間が長くなってしまうと脚や脚の関節の発育が十分にできない可能性がでてきます。
ですから、歩行器を使う場合でもママが家事などでどうしても手を離せない時間などに短時間利用するようにしたほうがいいでしょう。
5 転倒に注意
歩行器は赤ちゃんが不意に転んで頭をぶつける危険性などを減らしてくれますが、歩行器ごと転倒することもまれにあるので段差や階段など、歩行器自体が転倒しそうな場所では使わないように注意しましょう。
上手に使えば歩行器は使っても良い
赤ちゃんは歩行器に乗ることでいままでよりも高い視点で周りを見渡せるので、楽しいですし、脳への刺激にもなります。
また、歩行器では食事も楽しくできたり、ママのところへ自分から行けるので赤ちゃんもごきげんで過ごしてくれるのも利点です。
他にもママが家事などで赤ちゃんの相手をできない時などでも歩行器に乗っていれば、比較的安全に過ごすことができます。
その反面、赤ちゃんを腰すわり前から乗せてしまったり、歩行器に長時間乗せたままにしてしまうと体の筋肉や関節の発育に悪影響が出てしまうことがあるので注意しなければいけません。
歩行器は無理に使う必要は全くありませんが、いただいた場合などに上手に楽しく使えるのであれば、使ってもいいのではないでしょうか?