生後1ヶ月くらいの赤ちゃんが顔を真っ赤にしてうなったり、いきんでいたりすると心配になりますよね。
授乳の後に眠ってもしばらくするといきみだしたり、うなりだしてそのままだと最後には目が覚めて泣き出してしまうこともあります。
いきんでいるときにはとても苦しそうですごく心配になります。
いきんでいる時やうなっている時の赤ちゃんはどこか体が痛かったりするのでしょうか?
なにか病気だったりしないのでしょうか?
今回は新生児期から生後3ヶ月くらいの赤ちゃんによくあるいきみやうなりについて考えていきたいと思います。
新生児のいきみうなりの原因と対策
赤ちゃんのいきみやうなりのほとんどはそれほど心配することはない場合がほとんどです。
しかし、いきんだままでは苦しいのでなんとかしてあげたいものです。
そこでまずは、赤ちゃんのいきみのよくある原因と対策を5つご紹介します。
1げっぷがでない
赤ちゃんは母乳やミルクを飲む時に空気も一緒に飲み込んでしまうことが良くあります。
その後一緒に飲んでしまった空気がげっぷとなるのですが、上手く出せないと苦しくていきんだり、うなったりしてしまいます。
授乳のあとはげっぷを出すために縦抱きだっこで背中をさすってあげたり、軽くお尻をトントンしてあげましょう。
飲んですぐにげっぷが出せない子もいるので、その場合は一度寝かせていきみはじめたら再度縦抱きにしてあげるとスムーズにげっぷが出ることがあります。
2おならが出ない
おならの場合もげっぷと同じで母乳やミルクを飲む時一緒に空気を飲んでしまったことが原因の一つです。
おならがうまく出せなくて苦しい時には足を動かす体操をしたり、体を横向きにひねる体操をしたりするとおならが出しやすくなります。
生後2ヶ月を過ぎた赤ちゃんではうつ伏せにしてあげるとおならがスムーズに出ることがあります。
げっぷとおならの両方でお腹が苦しいといったこともよくあるので、いきんでいる時には両方を試してみるといいでしょう。
3母乳やミルクの飲みすぎ
新生児期の赤ちゃんはおっぱいや哺乳瓶の乳首を咥えるとお腹がいっぱいでも母乳やミルクを飲みつづけてしまいます。
そのためお腹がいっぱいになりすぎて苦しいためにうなったりいきんだりすることがあります。
とくに母乳の場合にはどれくらい飲んだのかがわかりずらいので飲みすぎになることがあるようです。
1日50gを超える体重増加がある場合には母乳の飲みすぎの可能性がありますので少し注意してあげましょう。
4 うんちが出ていない
便秘でうんちが出ていない時にはお腹が張って苦しいのでいきんだり、うなったりすることがありまう。
うんちが出ていない時には、おならの時と同じように足を動かす運動や体を少しひねる運動などを取り入れると腸の動きが活発になってうんちが出やすくなります。
その他にもお腹を優しくマッサージしてあげるのもいいでしょう。
おへそを中心に手のひらで「の」の字を書くように優しくお腹をなでてあげましょう。
それでもなかなか出ない場合には「綿棒浣腸」をしてあげるという方法もあります。
「綿棒浣腸」のやり方は、突然の排便に備えるため、赤ちゃんのお尻の下に新聞紙などを敷いて、オリーブオイルやベビーオイルをつけた綿棒を1センチほど赤ちゃんのお尻の穴に入れてゆっくり優しく回転してから抜きます。
5その他の原因
これらのことを試してみてもまだ赤ちゃんが苦しそうだったり、いきんでいたりする場合にはなにか別の原因があることも考えられますので、一度、小児科で相談をしてみたほうがいいでしょう。
いきみやうなりはいつまでつづくの?
新生児期の赤ちゃんは消化器官がまだ未発達であるうえに、自分で体を自由に動かすことができないので、自分でゲップやおならを出すことが苦手です。
それで、げっぷやおならを上手くだせない苦しさを訴えるためにいきみやうなりをあげてしまうのです。
生後4ヶ月を過ぎて自分で寝返りがうてる頃になると体もかなり自由に動かせるのでゲップやおならを自分で出せるようになってきます。
また、消化器官も発達してくるので少しづついきんだり、うなったりすることが少なくなっていきます。
まとめ
赤ちゃんのいきみやうなりはげっぷやおなら、うんちが上手く出せないためにお腹が苦しい時などによく出ます。
おっぱいやミルクを飲んだ後は一緒に飲んだげっぷやおならを出しやすくする方法を幾つか試してみましょう。
生後4ヶ月以降、少しずつ自分で寝返りを打てる頃になるとげっぷやおならも自分で出せるようになってくるので少しずついきみやうなりも少なくなっていきます。